盛岡市立総合プール(盛岡市本宮5)で6月10日、水球女子のエキシビションマッチ、カナダ代表対日本代表が行われる。
盛岡市は2016年12月に、カナダを相手国とした2020年東京オリンピック・パラリンピックの「ホストタウン」として登録。認定を受け、市ではカナダ代表チームの事前キャンプ誘致を進め、水球チームの事前キャンプの受け入れが決まっている。
エキシビションマッチもホストタウンの取り組みの一環として開く。盛岡での国際親善試合の開催は今回が初。6月4日~12日に水球女子カナダ代表と日本代表の合同合宿も行われ、5日、6日、7日、8日の一部の時間帯で公開練習も実施する予定となっている。
同市スポーツ推進課スポーツツーリズム推進室長の坂本淳さんは「水球はハンドボールに似ているが、陸上とは違い水中で行う競技。深さ2メートルのプールで足も付かないし、踏ん張りもきかない。水を蹴り上げるようなスピード感ある動きやダイナミックなシュート、水中でのぶつかり合いに堪えるために鍛え上げられた選手の体にも注目してほしい」と話す。
当日はオープニングマッチとして水球男子岩手県高校選抜対山形県立山形工業高校の試合も実施。その後、カナダ代表と日本代表によるエキシビションマッチが行われる。来場者にはホストタウングッズを進呈する。
市では今回のエキシビションマッチを通し、水球の普及や競技人口の増加などの効果も期待する。8月には男子代表のエキシビションマッチも予定され、日本の選手からは「人が多くいる場所で試合する機会が少ないのでうれしい」という声も上がっているという。坂本さんは「市民の皆さんからたくさんの声援を送ってほしい」と話し、「オリンピックへの出場も予想されるチームの試合を目の前で観戦できる貴重な機会。興奮するゲームや会場の熱気を肌で感じて」と来場を呼び掛ける。
12時開場。オープニングマッチは12時30分、エキシビションマッチは14時30分スタート。入場無料。駐車スペースに限りがあるため、公共交通機関の利用を呼び掛ける。