紫波町で「酒蔵びらき」今年も 地酒の魅力を町内外へ発信

「酒蔵」の目印である杉玉(右)と同町産のぶどうを使ったワイン(左)

「酒蔵」の目印である杉玉(右)と同町産のぶどうを使ったワイン(左)

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 紫波町内の酒造店・ワイナリー5カ所を会場にした「紫波の酒蔵びらき」が4月22日に開催される。

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 同イベントは「紫波町の地酒で乾杯を推進する条例」が昨年4月1日に施行されたことを記念するイベントとしてスタートし、今年で2回目。地酒の普及促進と消費拡大、産業振興を目的に開催している。

 同町は南部杜氏発祥の地として知られ、町内に4つの酒蔵があるほか、町内産のブドウを使って醸造するワイナリーもあり、「お酒の町」としての認知度も高まっている。一方で、町内に酒蔵があることを知らない町民も少なくないという。同町観光交流室の工藤美沙子さんは「銘柄を知っていても町内に酒蔵があることを知らないというケースや、酒蔵があることを知っているが場所を知らないということもある。町外から訪れる皆さんはもちろんだが、町民の皆さんの窓口にもなれば」と話す。

 当日は「吾妻嶺酒造店(吾妻嶺)」「月の輪酒造店(月の輪)」「廣田酒造店(廣喜)」「高橋酒造店(堀の井)」の4つの酒造店と、「紫波フルーツパーク」のワイナリーの5カ所がそれぞれ会場となり、酒蔵見学や新酒の試飲販売などを実施する。同日には町内で「南部酒屋唄全国大会」も行われ、全国各地から訪れる人へも地酒の魅力をPRする。

 工藤さんは「酒蔵やワイナリーに足を運んで、作り手の皆さんの話を聞きながら日本酒やワインを選べるのもイベントの魅力。知ることで地酒について意識してもらえるとうれしい」と話し、「ちょうど桜も見頃を迎える時期だと思うので、おいしいお酒と春の町を楽しんで」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~16時。入場無料。来場の際は公共交通機関の利用を呼び掛けている。

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