旧盛岡競馬場跡地自由広場ゾーンの高松多目的広場(盛岡市上田堤)が4月1日から一部オープンしている。
旧盛岡競馬場は1933(昭和8)年に完成し、1996年に新競馬場がオープンするまでの約65年間、競馬場として機能してきた。閉場後、未利用地となっていた跡地を市が整備。緑地としての機能や保健福祉機能、環境問題に対する学習機能などを併せ持つ区域としての活用を目指し、保健・福祉ゾーン、環境ゾーン、公園ゾーン、自由広場ゾーンの整備を進めてきた。完了した施設ごとに供用を始め、現在も整備と検討を進めている。
自由広場ゾーンの高松多目的広場はクレー広場・人工芝広場・交流広場の3つからなるエリア。市民が交流でき、休息や運動の場として活用し市民の健康増進を図るために整備された。今回オープンしたのはクレー広場と駐車場。クレー広場は学校の校庭のような土のグラウンドで、広さは1万400平方メートル。公園のように自由に利用できるほか、サッカーやソフトボールなどのスポーツ大会、運動会、フリーマーケットなどのイベントで貸し切り利用することもできる。隣接する人口芝生広場と交流広場は来年4月のオープンを予定している。
市公園みどり課の担当者は「公園ではなく、多目的広場としてさまざまな場面で利用してもらいたい。ボールやフライングディスクなど広い場所を使った遊びはもちろん、大会やイベントなどでも利活用してもらえるとうれしい」と呼び掛ける。
クレー広場貸し切り使用料は1時間で一般全面=500円、半面=250円、高校生以下全面=250円、半面=130円。利用ルールなどはホームページで紹介している。利用予約・問い合わせは市公園みどり課(TEL 019-639-9057)まで。電話でのみ受け付ける。