盛岡で「味覚の学校」スタート 家庭の味を未来の子どもたちへ伝えて

「味覚の学校もりおか」の会場となる「ことのはきっちん」

「味覚の学校もりおか」の会場となる「ことのはきっちん」

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 「やさしさcafe ことのはきっちん」(盛岡市仙北町2)で3月26日、「味覚の学校もりおか」がスタートする。

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 「味覚の学校」は広島県の団体が始め、全国各地で実施しているもの。ファストフードや外食が一般化する中、家庭料理の味を見直し「良い食べ物を選び料理すること」を広め、これから親になる世代に「家庭の味」の大切さを伝えていくことを目指す。

 「ことのはきっちん」は食事ができるカフェキッチンスペースと、子どもたちや地域住民らが自由に集えるフリースペースを備えた、「健康を語り合う場所」がコンセプトの店舗。食材や調味料にこだわった健康志向のランチメニューやコールドプレスジュースなどを提供する。

 同カフェで2月に12回目の「味覚の学校」を開催。カフェのコンセプトと「味覚の学校」のコンセプトが近かったことをきっかけに、「味覚の学校もりおか」として同カフェを会場として独自にスタートすることとなった。

 カフェを運営する「ことのは医療研究所」代表の長村ひとみさんは「現代はおいしいものにあふれている反面、子どもにとっての家庭の味がインスタント食品や外食メニューの味に近づいている。家庭でできる料理を通して味覚について考えてもらい、未来の子どもたちへ伝えたい」と話す。

 1回目のテーマは「糖質制限」。テレビや雑誌などのメディアで取り上げられている一方で、間違った知識や疑問を抱える人が多い状況があることからテーマに選んだという。当日は、カフェに隣接する「なないろのとびら診療所」の医師・松嶋大さんが講師を務め、実際に食事をしながら糖質制限について学んでいく。今後もテーマを変えて定期的に開いていく予定。

 長村さんは「糖質制限についての情報は多くあるが、誤解している人や分からないままにしている人は多いと感じている。正しい情報を見て、食べて、知ってもらえれば」と話し、「単なる食の教室ではなく、あくまでも学校。医師や参加者と対話しながら健康について学んで」と呼び掛ける。

 開催時間は12時~13時。参加費は3,000円(ランチ・資料付き)。定員は10人。電話(TEL 019-601-3102)もしくはフェイスブックのメッセージで事前申し込みが必要。

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