盛岡駅ビル「フェザン」(盛岡市盛岡駅前通)本館1階フェザンパティオで3月21日から、「盛岡×大阪 CREATORS MARKET」が開催される。
同イベントは大阪を拠点に展開するコンセプトショップ「日本極東貿易」と盛岡のセレクトショップや専門学生らがコラボレーションしたファッションイベント。同イベントを主催するセレクトショップ「glauben schenken(グラウベンシェッケン)」の代表・三浦隆志さんは以前から「日本極東貿易」と交流があり、昨年秋に盛岡で古着を中心にしたイベント「大阪古着博覧会」を開催。東北では初めてのイベントだったが個性的な雰囲気が評判を呼び、春に2回目のイベントを行おうと企画していた。
今回は「盛岡カレッジオブビジネス」ファッションショップビジネス科の学生9人が参加。学生とのコラボは、「盛岡のファッション業界に若い力を付けたい」という思いがきっかけだという。三浦さんは「盛岡でファッション関連の店を開いている年齢層は年々高くなっている。そこに若い人を取り入れたい。ファッションに関わる仕事をしたいが、どうしたらいいか分からないという若者が多いと感じていて、学生たちに『こういうやり方もあるよ』という後押しができたら」と話す。
当日は「日本極東貿易」に参加するハンドメード作家やクリエーターらも来盛し、アクセサリーやファッション雑貨を販売する。盛岡からも「glauben schenken」のほか、雑貨店「YOSHIDA LIFE」と古着店「レトロブティック ことり」が出店。学生らは自らがデザインし製作したTシャツやアクセサリーを出品し、店頭に立って販売に挑戦する。
会場では古着を通した寄付活動「GET HAPPY」も実施。古着などを1点500円、3点1,000円で販売するほか、着用しなくなった衣類やファッション小物の引き取りを行う。引き取った衣類などは会場で使える割引券と交換し、「GET HAPPY」での売り上げは社会貢献活動や寄付に活用される。
三浦さんは「イベント自体にあまり興味がない人でも、季節の変わり目で不要になった衣類があれば持ってきてみてほしい」と話し、「大阪からやって来る皆さんは個性の塊。それに負けないよう盛岡も個性の強いメンバーで迎える。大阪、盛岡、学生、3つの個性がぶつかり合うにぎやかさを体感しに来て」と呼び掛ける。
開催時間は10時~20時30分。3月24日まで。