2017年度第4回「いわて復興未来塾」が3月17日、ホテルルイズ盛岡(盛岡市盛岡駅前通)で開催される。
同イベントは、岩手県内の産学官連携組織「いわて未来づくり機構」が、2015年度から毎年度開いているもの。東日本大震災からの復興を力強く進めるため、復興を担う個人や団体などの多様な主体が復興について幅広く教え合い、学び合うことで復興の推進に生かすことを目的に、「未来づくり=人づくり」の考えの下、人材育成と交流の促進を図るため年4回、毎回テーマを決めて開いてきた。
本年度4回目となる今回は、今年6月22日から運航を始める「宮古・室蘭フェリー定期航路」や三陸鉄道などの「交通ネットワーク」に焦点を当てる。北海道・室蘭市の「北海道胆振(いぶり)総合振興局」局長の本間研一さんと、「浄土ヶ浜パークホテル」の社長も務める「みちのりホールディングス」代表取締役グループCEOの松本順さんによる基調報告のほか、「川崎近海汽船」フェリー部長の岡田悦明さん、「三陸鉄道」社長の中村一郎さんの2人を加えてのパネルディスカッションを行う。
岩手県復興局復興推進課の担当者は「間もなく震災から8年目を迎える。復興が進む一方で、地域のコミュニティーや若者の流出などについての課題も見えてきた」と話し、「交通ネットワークが広まることで、これから新しい交流が生まれていく見込みがある。課題に対してどのような策があるのか、考え方があるのか、参加者の皆さんに一緒に考えてほしい」と呼び掛ける。
開催時間は13時30分~17時。参加無料(交流会参加の場合は別途4,000円)。参加には事前の申し込みが必要。申し込みは郵送、ファクス(FAX 019-629-6944)、メールのほか電話(TEL 019-629-6945)でも受け付ける。定員は150人。申し込み締め切りは今月8日。