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岩手県立図書館で秘密の合言葉 ゲームを通じて本との出合いつくって

県立図書館の児童図書コーナー。約3万冊の本がある

県立図書館の児童図書コーナー。約3万冊の本がある

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 岩手県立図書館(盛岡市盛岡駅西通1)が2月13日から、「秘密のゲーム」を始めた。

「本のしりとり」の一例。しりとりになっているタイトルに注目

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 同館の児童カウンターか総合カウンターのどちらかでスタッフに「本のしりとり」と言うと、「秘密のゲーム」で遊べるというもの。館内見学の参加者と同館公式ツイッターアカウントのみで告知し、いつも来館している利用者や偶然気付いた人に向けてスタートした。イベント情報などを掲載する広報などにも載せず、情報発信を限定した企画は今回が初めてだという。

 同館の児童図書コーナーには約3万冊の本があり、書庫などに保管されている関連資料を合わせると6万冊近くなる。その中から、子どもたちに新しい本と出合ってもらおうと、合言葉を使ったゲームを考案した。

 同館児童図書書コーナー担当者の阿部ひろみさんは「いつも遊びに来てくれる子どもたちと一緒に遊べないかといつも考えていた。子どもたちは秘密という言葉が大好き。秘密のゲームで楽しみながら、初めて読む本と出合うきっかけをつくりたい」と話す。

 遊べるゲームは合言葉の通り「本のしりとり」。本のタイトルを使ったしりとりで、参加者は児童図書コーナーから本を探し、しりとりを完成させる。詳しい遊び方は「やってみてのお楽しみ」だという。同館を訪れる子ども向けのゲームだが、大人も遊ぶことができる。

 阿部さんは「児童図書コーナーだからと遠慮する人もいるが、大人の皆さんも児童図書コーナーから本を借りられるし、遊びに来てほしい」と話し、「本のしりとりの面白いところは、本棚をじっくり見られること。自分の興味がない本棚は見逃しがちだが、思いがけない本との出合いがあるかも。1つの言葉からたくさん連想して、本を探して本を知ってもらいたい。図書館で好きな本を見つけて」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~20時。各月末休館。

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