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盛岡市内で閉店・取り壊しの話題相次ぐ 旧市街地に変化の波

盛岡市内で閉店・取り壊しの話題相次ぐ 旧市街地に変化の波

盛岡市内で老舗の閉店続く

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 盛岡市内中心部で2017年から老舗の閉店や歴史ある建物の取り壊しが相次いでいる。1月末には「旧盛岡馬検場」の解体が始まった

 2016年9月に「盛岡バスセンター」が営業を終了し、2017年2月末に解体工事が終了したのを皮切りに、2017年は旧市街地を中心に閉店や取り壊しの話題が続いた。2017年3月末に「レストラン公会堂多賀」、8月末には老舗餅店の「丸竹本舗」が閉店。7月7日から現在まで紺屋町の「盛岡正食普及会」が長期休業という状態が続いている。

 10月に入ると、中華料理店「北王(ペイワン)」と居酒屋「大吉」の2店舗が解体。跡地はコインパーキングとなった。続く11月10日には老舗喫茶店「六分儀」が45年の歴史に幕を閉じ、12月下旬には南大通の居酒屋「とらや」が閉店。昔ながらの店舗の閉店については店の前に張られた文面などで知る人も多く、閉店を惜しむ声が寄せられた。「旧盛岡馬検場」は老朽化などを理由に解体が始まり、管理棟を含め3月末までには更地になる予定となっている。

 「街もりおか」の7代目編集長として盛岡を見つめてきた斎藤純さんは「どこも長く親しんできた店であり、盛岡の景観を作ってきた建物がなくなる一方で、旧市街地はマンションと駐車場が増えた。閉店の理由には後継者不足もあるが、そういった状況が重なる年だったのかもしれない」と街の変化を振り返り、「市民が自分たちの住む場所にもっと興味を持って知ることで、価値や必要性を再発見できる。バスセンターや馬検場も保存や活用の方向でもっと早く手が打てたのでは」と話す。

 一方で古い建物を生かす取り組みも活発になっている。肴町の複合施設「十三日(トミカ)」や、八幡町の「八藝館」、「ぶちょうほの宿盛岡」といった空き家をリノベーションした施設のオープンも続く。バスセンター跡地も地域活用ゾーン「SIDE-B」として利用され、旧市街地の古い街並みを好んで新しく店を開く人もいる。

 「市民の歴史探究館」の代表で盛岡の歴史を長年研究している山田公一さんは「古い建物は老朽化や歴史的な背景などさまざまなリスクを抱えていることも多い。建物自体を保存するのではなく、記憶や映像の記録にとどめるくらいが良い場合もあるだろう」と話し、「店の場合は高齢化や後継者不足もあるが、当事者的には古い場所を残しても経済効果がないことや、次世代につなぐ重荷を感じることも背景にあるようだ。歴史的なものを維持していける環境作りも大切だと思う。古い場所を残そうと思う若い世代が歴史に触れること、残した時のリスクについて考えることも重要だ」とも。

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