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八幡町リノベ施設「八藝館」お披露目へ 「八幡町の目印」を目指して

純和風の「八藝館」外観。現在は内装工事が着々と進む。

純和風の「八藝館」外観。現在は内装工事が着々と進む。

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 まちづくり会社「盛岡八幡家守舎」(盛岡市八幡町)によるリノベーション施設「八藝館(はちげいかん)」で1月13日・14日、「第1回八藝館まつり」が開催される。

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 同施設は明治時代に建てられた元だんご店と、昭和に建てられた元せんべい店の2棟をリノベーションしたもの。同社を立ち上げた及川淳哉さんは保険会社を営み、町内のイベントへの参加や「もりおか八幡まちづくりの会」メンバーとの交流をきっかけに、まちづくりへの参加を決意。空き店舗の改修・再生に取り組む「八幡旧家リノベーションプロジェクト」を2016年11月にスタートし、昨年の夏から建物のリノベーションに着手した。同施設の中は13日からのイベントでお披露目となり、入居者の募集も開始する。

 及川さんは「長いようであっという間の日々だった。大変ではあったが、八幡町を古くから知る皆さんがたくさんの声援を送ってくれて、継続して見守ってくれたことに感謝したい。今度は八藝館がその恩を返す番だと思っている」と話す。

 施設は木造2階建てで、2棟合わせて8つの貸事務所があるほか、入居者が利用できるプレゼンルームやコワーキングスペース、町内の話し合いなどにも活用できる打ち合わせスペース、誰でも利用できるインフォメーションコーナーやギャラリースペースを備える。施設の利用により労働人口を増やし、町を訪れた人が足を止めて休める場所を提供する「八幡町の目印」になることを目指す。

 13日からの「八藝館まつり」では施設の内覧会のほか、これまで工事の様子などを知らせてきた「八藝館かわら版」をまとめた冊子の配布、甘酒のお振る舞いを予定している。同イベントは八幡町のまちなみ景観形成や民泊事業などを行う「八幡創活サポートセンター」との共催で、同社が改装を進める民泊施設「ぶちょうほの宿盛岡」の見学会を行う「ぶちょうほの宿盛岡まつり」も開く。

 及川さんは「八幡町の目印はもちろんだが、現代の長屋にするのが一つの目標。いろいろな業種の人が集まる八幡町だからこそ、入居者同士が助け合い、町全体でフォローする環境をつくっていきたい」と意気込み、「八幡町に足を運んで良いところだと思ってもらえればうれしい。気軽に立ち寄って」と呼び掛ける。

 開催時間は両日とも11時~16時。

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