「SoRa cafe feat.waffle cafe Sign」(盛岡市北飯岡1)で1月6日、「合格祈願・受験生応援10000個ドミノ倒し」が行われた。
同イベントは、学習塾「個別指導・集団授業SoRa」などを運営する「SoRa Stars」とドミノを使ったイベントなどを企画する団体「ドミノいわて」が共同で行ったもの。「ドミノいわて」は、「地域や子どもたちにドミノ倒しを通じてワクワクやドキドキを体験してほしい」という思いから昨年設立。大規模なドミノ倒しイベントを考えていたところ、「SoRa Stars」が運営するカフェを会場に使うアイデアを提案。塾で毎年合格祈願のイベントを行っていたことから、受験を控えた中高生と共に1万個のドミノに挑戦することとなった。
「ドミノいわて」代表の日脇隆弘さんは「私たちは『失敗しても大丈夫。人生はドミノのようだ。』というメッセージを掲げて活動している。ドミノは失敗してもまた立て直すことができる。今回の企画ではドミノと一緒に思い切って受験を倒してもらいたいという願いを込めた」話す。
ドミノは5日の夕方から準備を開始。「ドミノいわて」メンバーと、塾に通う中高生、保護者らが協力し、図面に従ってドミノを並べていった。ドミノの中には受験生らが目標や意気込みを書いた「受験を倒す」ドミノも用意。作業は22時ころまで続いたが、並べたドミノが倒れるなどのハプニングもあり、全てのドミノを並び終えたのはイベント開始直前となった。
「SoRa Stars」代表の山崎智樹さんが「一人一人が集中して協力して完成させたドミノと同じように、受験に向けてくじけずに頑張っていこう。みんなで受験を倒そう」とあいさつし、生徒らが見守る中ドミノ倒しがスタート。紙飛行機が飛んでくる仕掛けで1つ目のドミノが倒され、1万個のドミノが次々と倒れていった。途中で止まってしまうトラブルもあったが、タワー型に組まれたドミノや「SoRa」と「ドミノいわて」のロゴを描く仕掛けが成功すると生徒や保護者らから歓声が上がった。
ドミノ並べに参加した菊池桃香さんは、高校受験を控えた中学3年生。「途中で止まってしまったのは悔しかったけど、たくさんの人の協力のおかげで完成できたと思う。受験もみんなで学んできたことを出して、全力で挑みたい」と意気込む。
日脇さんは「ドミノを並べる子どもたちの集中力とチームワークの良さに驚いた。大きな仕掛けも成功するか心配だったが、きれいに倒れて、担当してくれた子どもたちの頑張りに感謝したい。これからもみんなで楽しめるイベントを続けたい」と話す。