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「盛岡子育て応援アプリ」リリース 子育て中の「パパの目線」取り入れ

「子育て応援アプリ」の画面。左がカレンダー画面、右が情報を閲覧できる「おしらせ」画面

「子育て応援アプリ」の画面。左がカレンダー画面、右が情報を閲覧できる「おしらせ」画面

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 「MORIOKAコソダテオウエンプロジェクト」が11月15日、子育てに関する情報などを発信するスマートフォンアプリ「子育て応援アプリ」の配信を開始した。

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 同プロジェクトは子育て中の父親たちによるもの。プロジェクトメンバーの村上勝俊さん、浅田啓さん、松浦洋介さんはそれぞれ子どもを持ち、「子どもたちが健やかに育つ社会の実現のために何かをしたい」という思いで集まった。プロジェクトは昨年度と本年度の「盛岡市子ども・子育て支援事業」に採択され、子育て世代が集まり交流する「子育て応援サロン」と、情報発信を行うアプリ開発をメインに活動を行っている。

 松浦さんは「子育て中の皆さんにヒアリングを行ったところ、子育てに関する情報が入手しづらいという声が多く、情報発信を行う側としては必要としている人に届いていない現状も分かった。スマートフォンアプリに情報を集約することで、忙しい時でも簡単に情報収集ができればと考えた」と話す。

 アプリの機能はスケジュール管理ができるカレンダーと子育てに役立つ情報紹介の2つ。カレンダーにはスケジュール登録のほか休日当番医を確認できるシステムを備える。情報紹介機能では、行政からの情報のほか、イベント、防災、生活、グルメといった民間事業者からの情報も掲載。検索したキーワードや閲覧した情報のジャンルを学習し、ユーザーの好みに合った情報を中心に提供するほか、カレンダーと連携してスケジュールに登録できる機能も加えた。

 浅田さんは「小さい子どもたちは短い期間で検診や予防接種が続く。スケジュールは聞いてはいるが、なかなか覚えられずに『今日はどこに行くんだっけ』となることも。カレンダー機能はパパとママお互いの安心にもつながる」と話す。松浦さんは「子どもを連れて行ける飲食店やイベントの情報は常に集めておきたい。けがや病気などの緊急時は私たちも慌ててしまいがち。そんな時に簡単な操作で医療機関の情報が確認できればうれしい」と話し、父親ならではの目線も取り入れた。

 アプリは今後もバージョンアップを重ねながら、機能と情報の充実を図っていく予定。松浦さんは「地元盛岡の皆さんはもちろんだが、盛岡から離れて過ごす皆さんにも利用してほしい。このアプリもまだ赤ちゃん。これから成長させるためにも皆さんの要望や意見を聞かせてもらえれば」と呼び掛ける。

 アプリはGoogle PlayストアとApp Storeで無料ダウンロードできる。

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