いわて県民情報交流センター「アイーナ」(盛岡市盛岡駅西通1)で11月26日、「いわてデザインデイvol.5」が開催される。
同イベントは岩手県内で活動するデザイナーやクリエーターらが企画したもの。岩手をデザインで盛り上げようと、県内を拠点に活躍するデザイナー・クリエーター・企業が集まり、デザインに興味がある人やデザイナー志望者のなどが交流する場を設けるほか、敷居が高いと思われがちなデザイン分野への間口を広げるイベントとして2013年から始まり、昨年は約1000人が来場。今年で5回目を迎える。
県内の企業・法人がオリジナル商品の展示販売、PRを行う「企業プロモーションエリア」に16ブース、個人やグループで活動するクリエーターらがデザインした作品を展示・販売する「クリエイターズ・エリア」に23ブースが出展。今年のオリジナルグッズは岩手県のキャラクター「わんこきょうだい」の作者・オガサワラユウダイさんがデザインし、Tシャツ・エコバック・手拭いを販売する。
多方面で活躍するクリエーターやデザイナーによるデザイントーキングでは、盛岡を拠点に活動するデザイン事務所「homesickdesign」の清水真介さん、遠野市でファッションブランド「N-S(ノース)」を運営する松田成人さんのほか、プロダクトデザイナーの辰野しずかさん、「スマイルズ」社長の遠山正道さん、プランニングデザイナーの永田宙郷(おきさと)さん、岩手出身のスタイリスト岡部文彦さんといった県外からのゲストを迎える。
昨年好評を得たデザイナーらの実際の仕事の様子を観察できる企画「デザイナーズZOO」も実施。今回は来場者も参加でき、その場で撮影した写真をデザイナーらが雑誌の表紙風に加工する。
今回を集大成とし、現状の形での開催は最後になるという。運営委員長の岩井澤大さんは「県内のデザイナー有志で立ち上げたイベント。デザインを1つのキーワードに楽しんでもらえることを目標に続けてきた。今年も岩手のデザインをさまざまな形で楽しんで」と呼び掛ける。
開催時間は10時~18時。入場無料。