北日本銀行(盛岡市中央通1)が10月23日、スマートフォン向けアプリ「北日本銀行アプリ」をリリースした。
同銀行ではIT技術を活用した金融サービス「フィンテック」強化に力を入れ、昨年秋からアプリの開発を本格始動した。10月20日にはコミュニケ-ションアプリ「LINE」を使った情報発信もスタートし、それに続く形でアプリの配信を始めた。
アプリは同銀行に口座を持つ個人利用者を対象に、残高・取引明細の照会、GPSを使った店舗・ATM検索、ローンシミュレーション、手数料や金利といった各種情報提供などの機能を備える。残高・取引明細照会機能は、普通預金やカードローン口座など最大5口座をアプリ上で登録でき、残高や出入金状況がリアルタイムで更新され、24時間確認できる。店舗・ATM検索機能は各地域の支店とATMだけではなく、提携するコンビニATMの位置も表示する。
盛岡近郊を中心に発刊する情報誌「マ・シェリ」とも連携し、月に3回程度ピックアップ記事の掲載も行い、市外・県外の利用者でも岩手の情報が手に入る機能も備えた。ダウンロードした利用者からは、窓口などでの登録が不必要でどこでも利用できる利便性が好評を得ているという。
同銀行営業統括部営業企画グループの高橋俊哉さんは「スマートフォンは生活に欠かせないもの。今後もパソコンやスマートフォンを通じてインターネットを活用した非対面での取引に関する部分は時代に合わせて少しずつ発展を続けたい。今回のアプリは銀行の玄関的な内容。今後はサービスの拡張も考えている。まずは一度ダウンロードして使ってもらいたい」と利用を呼び掛ける。
アプリはGoogle PlayストアとApp Storeで無料ダウンロードできる。