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グルージャ盛岡マスコットキャラクター決定 立体化目指してCFに挑戦

折り鶴のような見た目が特徴の「キヅール」

折り鶴のような見た目が特徴の「キヅール」

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 サッカーJ3「グルージャ盛岡」のマスコットキャラクターが投票により「キヅール」に決定し、7月1日からクラウドファンディングで立体化の資金を募っている。

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 同クラブは昨年からマスコットキャラクターの製作に着手。一般公募で集まったデザインからクラブが4作品を選出し、今年3月から4月にかけて一般投票を行った結果、3193ポイントを獲得した「キヅール」に決定した。「キヅール」はチーム名の「グルージャ」がスペイン語で鶴を意味することから、折り鶴をモチーフにしたキャラクター。脚が生えた折り鶴のような変わった見た目で、「折れない心」の持ち主。特徴的な風貌と「落語好き」などといった設定から全国で話題を呼んだ。

 同チーム広報担当の長谷川宗一郎さんは「投票の時からキヅールの人気が高く、予想以上の反響があり驚いている。他の候補がかわいらしい雰囲気のキャラクターだったので、少し変わったものがいてもいいのではということでキヅールを候補に入れた。他のチームのマスコットにはない独特の魅力があると思う」と話す。

 現在、キヅールの立体化を目指しクラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」を通じて資金を募っている。目標金額は292万6,000円で、7月1日の開始から1週間ほどで目標金額の半分に到達した。集まった資金は製作費のほか、キヅールを保管する「自宅」の確保やメンテナンス費用などに充てられる。キヅールの特徴的な形を忠実に再現するため、映画やテレビなどの撮影で使用する着ぐるみや特殊スーツを手掛ける美術造形スタジオ「Zeppet」に着ぐるみ製作を依頼。全長2メートルを超える大きなシルエットで、素材や質感にもこだわりキヅールに命を吹き込む。

 金額に応じた返礼品は、キヅールを折ることができる「キヅール折り紙」や折れない心を宿した「キヅール御守」、キヅールが落語鑑賞で使う手拭いや扇子のほか、キヅールをイベントに呼べる権利などを用意した。

 長谷川さんは「キヅールからグルージャ盛岡を知るきっかけ、応援するきっかけが生まれてくれたらうれしい。皆さんの期待に応えられるよう頑張るので、支援はもちろんだが、試合会場にも会いに来て」と呼び掛ける。

 締め切りは8月9日。キヅールのお披露目は10月15日にいわぎんスタジアムで開催される対FC琉球戦を予定している。

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