「岩手県公会堂」(盛岡市内丸)21号室で7月30日、女性限定の日本酒イベント「ほろよい暦 夏SAKEピクニック」が開催される。
同イベントを主催する「盛岡おちょこ組」は日本酒好きの女性5人が結成したグループ。「女性が気兼ねなく日本酒を楽しんでほしい」「全国の日本酒に出合ってほしい」という思いで、日本酒の魅力を多くの人に伝える活動をしている。
盛岡おちょこ組「組長」で利き酒師の資格を持つ小林優子さんは「日本酒に男性的なイメージを持つ人や、飲みづらさを感じる人、悪酔いするという印象がある人は多い。悪いイメージを和らげて、日本酒のおいしさを知ってもらえたらうれしい」と話す。同「若頭」の安達瑶子さんは「若い女性の中には日本酒に苦手意識があり、飲めないという人が多いと感じている。日本酒は若い人の飲み物ではないと思われがちだが、若い世代でも気軽に楽しんでもらいたい」と意気込む。
「ほろよい暦」は四季を通じて季節に合わせた日本酒イベントを行うもの。3月に開催した「春編」ではひな祭りをテーマに、季節の料理やスイーツと日本酒のペアリングを楽しむ内容となった。前回は少人数のイベントだったが、日本酒へ間口を広げ、より多くの人に楽しんでもらおうと今回はピクニック風のイベントを企画した。
イベント当日は12組が出店。「吾妻嶺酒造店」と「廣田酒造店」の2社とメンバーが選んだ全国の日本酒のほか、日本酒に合わせた料理の提供、食器や植物、雑貨、アクセサリーの販売を行う。参加者が安心して楽しめるよう出店者も女性に限定した。
小林さんは「参加者の皆さんが自分に合う日本酒と出合う機会をつくりたい。女性による女性のための日本酒イベントなので、難しく考えず一緒に日本酒を楽しんでもらえれば。友達同士でも1人でも歓迎」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~16時。入場料は1,000円。前売り券は盛岡おちょこ組のフェイスブックから申し込める。