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盛岡のじゃじゃ麺店で朝限定立ち食いそば・うどん 朝の街ににぎわいを

店の外に設けられた立ち食いスペース。メニューもシンプルな構成になっている

店の外に設けられた立ち食いスペース。メニューもシンプルな構成になっている

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 「じゃじゃ麺と酒の肴 喜作」(盛岡市肴町)は、平日の朝限定で立ち食いそばとうどんを提供している。

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 同店は創業16年を迎えるじゃじゃ麺店。2014年に肴町商店街アーケードに移転、じゃじゃ麺のほかアルコール類やおつまみも提供し、キッチンバスを使ってイベントにも出店、周辺住民や多くのファンから親しまれている。

 立ち食いそば・うどんの提供を始めたのは5月末からで、朝の時間帯にアーケード内の人通りが少なく、寂しさを感じたことがきっかけだという。

 店長の佐藤敏弘さんは「自分が立ち食いそばやうどんが好きというのもある。昔はバスセンターの辺りにも立ち食いの店があったが、時代が進むにつれて見なくなってきた。肴町には早い時間から開いているカフェやパン屋さんは多いが、朝から温かい麺を食べられる場所があってもいいと思いついた」と話す。

 メニューはかけうどんとそば(350円)に、きつね揚げ、ちくわ天、玉子、かき揚げのトッピング(各50円)のみ。店の外のスペースをすだれで仕切り、カウンターを作って提供している。オープンの数日前から「近日オープン」と貼り紙をしたところ、「いつから始めるの?」と来店客から声を掛けられる場面もあり、オープン後は「また来たい」という感想も多く好評を得ている。

 長期的に続ける予定で、冬には店内を開放する計画もある。トッピングメニューも利用者のリクエストに合わせて今後調整していくという。

 佐藤さんは「昼間や夕方は人通りが多いが、朝の時間帯はどうしてもひっそりとしてしまう。少しずつ広まって、朝のアーケードも賑(にぎ)わえばうれしい。日中は暑いが、朝方はまだ少し冷える。一日の始まりに、温かいものを食べてホッとして行ってほしい」と呼び掛ける。

 朝の営業時間は7時~8時30分。土曜・日曜・祝日は休み。

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