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「銀河のしずく」がおにぎり食味会で入賞 おにぎり向けの米として高評価

今回入賞した「銀河のしずく」のパッケージ

今回入賞した「銀河のしずく」のパッケージ

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 一般社団法人おにぎり協会(東京都港区南青山1)が行う「第1回おにぎり食味会」で、岩手のブランド米「銀河のしずく」が2位に入賞した。

おにぎり食味会の様子。シンプルな塩にぎりで審査を行う

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 同協会は、おにぎりを日本が誇る「ファストフード」であり「スローフード」であり「ソウルフード」であると定義し、文化的背景も含めて国内外へ普及させることを目的に、イベントなどを通じたおにぎり関する情報発信や日本の食文化の理解を促す活動を行っている。

 今回の食味会は、各都道府県から個性的な新品種の米が数多く登場し、通常の食味会では差が付きにくいことから、「おにぎり向けかどうか」という基準を設けることで、消費者が米を選びやすくなり、同時に関心を抱くきっかけになるという考えから開催した。

 今回はデビューから10年以内の品種であることを基準に、「個性が立っている」と評判の9銘柄を選定。炊飯器や水分量など同一条件のもと炊飯し、同一人物が調理を行った「塩にぎり」で、3人の審査員が審査を行った。評価項目は炊きたて・握りたての状態で「食味」「食感」「適度な硬さ」「ねばり」「のどごし」「くちほどけ」「包容力」の7項目、握ってから4時間後に「冷めて旨(うま)い」の1項目を評価。審査員1人につき各項目5点満点で採点。8項目で120点満点となる。

 「銀河のしずく」は合計91点を獲得し2位に入賞。9銘柄中、「食感」「適度な硬さ」「のどごし」の3項目でトップ評価を得て、ご飯の状態よりもおにぎりにした時に力を発揮する銘柄として選ばれた。1位は97点で山形県産の「つや姫」、3位には87点で北海道産の「ゆめぴりか」が入賞した。

 同協会の担当者は「銀河のしずくは口の中で粒がぱらぱらとほぐれる感じで、適度な硬さもあり、喉越しも良い。甘みもしっかりと伝わり、冷めてもおいしいので、非常におにぎり向き」と評価。「岩手はもともと食味がいい米の産地として有名で、栽培技術のレベルが非常に高い印象。レベルが高いブランド米開発はもちろん、食のシーンやライフスタイルに合わせたお米の提案をしてほしい」と期待を寄せる。

 岩手県農林水産部県産米戦略室の星野圭樹さんは「今回の入賞で、銀河のしずくが軽やかな口当たりやかむほどに広がる甘みを持つお米だということが証明されたと思う。生産者をはじめ、関係者が一丸となって、美味しい銀河のしずくの生産に取り組んだうれしい結果。県民の皆さんをはじめ、お米が大好きな皆さんにどんどん食べていただき、そのおいしさを全国に広げてもらいたい」と話す。

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