いわて生活協同組合が所有する盛岡市の保存建造物「南昌荘」(清水町、TEL 019-604-6633)で11月9日、「紅葉の庭園ライトアップ」が始まった。
同施設の庭園は市保護庭園と国の登録記念物に指定され、紅葉の見頃となる時期に合わせて毎年ライトアップを行っている。今年、市街地の紅葉の名所では害虫の被害を受けた所もあり同施設にも心配の声が寄せられたが、被害はなかったため例年通りライトアップの実施を決定。園内に20機のライトを設置し、見頃を迎えたヤマモミジなどが鮮やかに照らし出された。
ライトアップ期間中は関連イベントも開催。9日から「山田忠・切り絵の世界」、11日からは七宝作品などを展示する「あきた秋色三人展」、10日には「山田流篠笛(しのぶえ)コンサート」が行われる。いずれも入園料で観覧できる。
いわて生活協同組合南昌荘の牧野典子さんは「夜の南昌荘を楽しめるのは1年の中でもこの期間だけ。短い間にはなるが、昼とはまた違った美しさを感じてもらいたい。夜は冷えるので、暖かい服装で足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。
期間中の開館時間は10時~20時(ライトアップは16時30分~)。入場料は、大人=200円、子ども=100円。今月13日まで。