盛岡市役所内に「フードバンクポスト」 食品の寄付を受け付け

設置されたポストの中にはたくさんの寄付が集まっている

設置されたポストの中にはたくさんの寄付が集まっている

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 盛岡市は10月26日、NPO法人フードバンク岩手と連携し、家庭などからの食料品の寄付を受け付けるフードボックス「フードバンクポスト」を同市役所本館5階の地域福祉課窓口前に設置した。

 消費・賞味期限内の食料品を集め、生活困窮者などへ無償で提供する活動を行うNPO法人フードバンク岩手の協力を得て設置した同ポスト。高さ約1メートルのドラム缶型で、食料品の寄付を自由に入れられるようになっている。県内では9カ所目で、自治体庁舎内への設置は県内初。設置をきっかけに少量の食品からできる支援を広めることで、地域での支え合いを推進するほか、食品ロス問題を周知する機会をつくる。

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 寄付できる食品は消費・賞味期限が1カ月以上で未開封の食料品。インスタント食品やレトルト食品、缶詰、菓子類、調味料、米、麺類、飲料などが対象となる。アルコール類や自家製品は受け付けない。

 ポストに投かんされた食料品は市で日常的な管理を行い、フードバンク岩手が定期的に回収する。消費・賞味期限の確認と仕分けを行った後、同法人や各市町村の相談窓口などを通して生活困窮者や児童福祉施設などへの提供が行われる。

 設置が公表されてから多くの市民が寄付に訪れ、連日ポストが満杯となる状況が続いているという。同市地域福祉課長の小原勝博さんは「さっそく支援いただいて感謝しているが、一方でこのような状況が長く続くかという不安もある。一時的ではなく継続的な支援が必要。今後も関心を寄せてもらいたい」と話す。

 フードバンク岩手の阿部知幸事務局長は「フードバンクの活動を知らない人はまだ多い。ただ寄付を集めるだけではなく、困っている人にも『こういう支援がある』と知ってもらうきっかけになればうれしい。缶詰一つから力になる。みんなで支え合う仕組みが広まってほしい」と呼び掛ける。

 寄付の受け付け時間は平日8時30分~17時30分。

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