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盛岡のさわや書店発「文庫川柳」話題に 書籍タイトル使った川柳披露

書店入口近くに設けられた文庫川柳コーナー

書店入口近くに設けられた文庫川柳コーナー

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 さわや書店本店(盛岡市大通2)が始めた「文庫川柳」がツイッターを中心に話題となっている。

 文庫川柳は、複数の文庫本のタイトルを組み合わせて川柳を作るもの。同店で先月から始まった「ちくま文庫フェア」に合わせて企画したものがきっかけとなった。同店の竹内敦店長が同文庫の題名を組み合わせて「酒呑まれ 酒場めざして から騒ぎ」という川柳を作りツイッターに文庫本の背表紙を並べた画像を投稿した。この投稿を見た同書店フェザン店でも「本店には負けられない」と「なんたってドーナツ うなぎ 食べちゃいたい」という作品を投稿。その後、全国各地の書店員や図書館、作家などへ広まり、大きな反響を呼んだ。現在では自宅にある本を使ったものや自由律俳句、短歌作品など新たな形で広まりを見せている。

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 竹内店長が文庫川柳を思いついたのは、新聞の見出しを組み合わせて作る「コラージュ川柳」を見たことから。これを本でもできないかと考え、今回のフェアに合わせて店内に特設コーナーを作り、投稿箱を設置。来店客からも作品を募った。

 竹内店長は「他のスタッフに説明してもうまく伝わらず、お客様からの反応も薄いこともあり、最初は不安だった。画像付きで見てもらうのがいいと思いツイッターに投稿したが、こんなに反響があるとは思っていなかった。驚いているし、少し照れくさい」と話す。

 店頭では来店客らが作った文庫川柳を実際の文庫と共に紹介。「くいしんぼう クマにあったらどうするか」といったユニークな作品が並び、作者の解説やおすすめの本の紹介も添えられている。同店のツイッターでも、さまざまな文庫を混ぜた新ルールを取り入れ投稿を続けている。

 反響を受けフェアの期間を急きょ延長、投稿箱も6月いっぱいまで設置する予定となった。「まだまだ投稿が少ないので、たくさんの人に参加してほしい」と竹内店長。今後は作品をまとめたパネル展も考えているという。「本には読むだけではなく、こういった楽しみ方があることを知ってもらいたい。書店に来て、本を買うきっかけの一つになればうれしい。これからもお客様を巻き込んで、一緒に楽しめる工夫をしていきたい」と意気込む。

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