盛岡で大瀧詠一展 故郷での青春時代にスポット当てて

ファンクラブ提供のレアグッズの数々も展示

ファンクラブ提供のレアグッズの数々も展示

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 盛岡市の「もりおか啄木・賢治青春館」(盛岡市中ノ橋通1、TEL 019-604-8900)で「大瀧詠一の青春展」が4月15日から始まった。

 大瀧詠一さんは、2013年に生涯を閉じた岩手県出身のミュージシャン。シンガーソングライターとして多くの楽曲を発表し、プロデューサーとして数々のアーティストへ楽曲提供も行い、日本の音楽界に大きな影響を与えた。

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 展覧会を行うきっかけとなったのは、大瀧さんが岩手県出身だということがあまり知られていなかったことも大きく影響しているという。同館館長の鐙(あぶみ)浩史さんは「大瀧さんのことを知らなくても、曲を聞けば知っているという人がほとんど。青春時代や当時影響を受けたもの、音楽への思いなどをつなぎ合わせて、大瀧さんのあまり知られていない部分を紹介できたら」と話す。

 今回は大瀧さんが岩手で生まれ育った青春時代にスポットを当て、当時のインタビュー記事などを使用した紹介パネルやポスター、譜面などを展示。中には本人が愛用していたギターや直筆の歌詞ノート、ゴールドディスクのほか、ファンクラブ「大瀧詠一を語る会」提供の関連グッズなど、普段目にすることができないものもある。大瀧さんの経歴とその時代に聞いてきた音楽をまとめた年表、宮沢賢治との意外な接点を紹介したコラムなども掲示され、独自の視点を加えた企画となっている。

 同展の企画に携わった同館芸術監督の田口善政さんは「小・中・高校時代のエピソードは特に面白いものが多く、ファンの人なら『そうだったのか』と思える内容。大瀧さんは日頃から岩手に誇りを持っていたので、望郷岩手という観点でも面白いと思う」と話す。

 土曜・日曜には大瀧さんのファンが足を運び、県外からの来場もある。鐙さんは「時代を超えた名曲の数々を、岩手の人が作ったのだとあらためて知るきっかけになればうれしい。大瀧さんは幅広い世代に愛されている人。当時からのファンはもちろん、若い世代にも楽しんでもらえると思う」と来場を呼び掛ける。

 開場時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。観覧無料。第2火曜休館。7月3日まで。

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