盛岡市や国際交流関係団体で組織する「盛岡市・ビクトリア市姉妹都市提携30周年記念事業実行委員会」は盛岡市とビクトリア市(カナダ)との姉妹都市提携30周年を記念して、もりおか歴史文化館前にペットボトルモニュメントを制作。10月6日に点灯式が行われた。
姉妹都市提携は1985(昭和60)年。今年で30周年を迎えたことを記念して、ビクトリア女王即位60年祭に建設されたビクトリア市のシンボル「ブリティッシュ・コロンビア州議事堂」をペットボトルで制作した。
ペットボトルモニュメントは、高さ5メートル、幅10メートルで真ん中には通路があり、通り抜けられるようになっている。市内小学校や市職員から集めたペットボトル約6500本をシリコン接着剤などで付けて完成させた。LEDライト300メートルと投光器12機が搭載されており、まばゆい光で盛岡の夜を鮮やかに彩る。
制作したのは、昨年からペットボトルツリーの制作に取り組む「もりおか光プロジェクト」のボランティアメンバー。9月にはビクトリア市からシニアアイスホッケーチームが来盛し同チームメンバーもペットボトルをつなげる作業などを手伝ったという。
同プロジェクトの髙橋さんは「今回は盛岡のみなさんにもっとビクトリアのことを近く感じてもらい、震災の後もビクトリアの人が岩手のことを思ってくれていたのを知ってもらえればと思い制作した」と話す。
12月上旬まで展示予定。