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盛岡・大島高任案内板リニューアル 釜石橋野高炉跡の世界遺産登録受け

除幕式の様子

除幕式の様子

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 盛岡出身で「近代製鉄の父」と呼ばれる大島高任の生誕地を示す案内板リニューアルに伴う除幕式が8月31日、盛岡市立桜城小学校敷地内(盛岡市大通3)で行われた。

新しくなった案内板

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 大島の生誕地と推定され、当時仁王小路と呼ばれていた盛岡市桜城地区には、有志によって2009年に案内板と石碑が設置されていた。大島の指揮で建造された橋野鉄鉱山・橋野高炉跡が世界遺産登録されたのを受け、盛岡市が案内板を新しくすることを決めた。

 新しい案内板は旧案内板があった場所から約15メートル離れた、桜城小学校の敷地の一角に設置。木製から鉄製になり、高さ2.5メートル、幅1.5メートルと旧案内板に比べ大きくなっている。内容は高任の経歴の紹介に加えて、高炉跡の世界遺産登録、大島が創設した洋学校「日新堂」のことなどが新たに盛り込まれた。外国人観光客に向けた英語表記もされている。旧案内板は撤去されたが、石碑は近いうちに移設される予定。

 除幕式には谷藤裕明盛岡市長、野田武則釜石市長らが出席。谷藤市長は「大島高任を通じて盛岡と釜石は強い絆で結ばれている。大島を顕彰することで両市をアピールしていきたい」とあいさつ。野田釜石市長も「大島の偉業を盛岡市と共に伝えていきたい。市民の皆さんに感謝する」と述べた。

 盛岡市では関連事業として、9月23日までもりおか歴史文化館で特設展示が開催されるほか、10月からは観光コースに大島高任ゆかりの地を組み込むなど、今後もアピールしていく予定。

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