もりおか町家物語館(鉈屋町、TEL 019-621-8800)で5月23日、盛岡芸妓(げいぎ)お座敷体験講座を開催する。主催は盛岡観光コンベンション協会、盛岡芸妓後援会、いわてアートサポートセンター。
盛岡芸妓は現在7人が活動している。2012年には新人2人も加わり、華やかさが増した盛岡芸妓の世界を知ってもらおうと体験講座を企画。お座敷遊びは元来芸妓の旦那衆のためのものだったが、時代の変化とともに一般に広く親しまれるようになっていった。お座敷遊びは高級料亭などで行われ、高額の料金で設定されている場合が多い。市民に気軽にお座敷体験をしてもらえるようにと手頃な価格で行う。
旧浜藤酒造の酒蔵を改装した「もりおか町家物語館」内の母屋2階の座敷は、昭和の雰囲気そのまま。盛岡芸妓が三味線と太鼓に合わせて踊りを披露し、抹茶とお菓子を味わいながら楽しめる。
同協会の新田英子さんは「盛岡芸妓も高齢化しており、人数も少なくなってきている。盛岡芸妓の火を絶やさずにともしていくためにはそういう場を設けなければいけないと感じている。お座敷遊びは一般の人が簡単に試すことはできないが、この機会に体験してもらいたい」と話す。
開催時間は13時30分~14時30分。参加費=3,000円。申し込みは電話、ファクス、メールで同22日まで、盛岡観光コンベンション協会ともりおか町家物語館で受け付ける。定員になり次第締め切る。6月以降も第4土曜開催予定。