盛岡城跡公園亀ヶ池浄化「モリモリ」プロジェクトは5月17日、一般ボランティアによる盛岡城跡公園亀ヶ池の清掃活動を行う。現在、100人のボランティアを募集している。
盛岡城跡公園亀ヶ池浄化「モリモリ」プロジェクトの会合が行われた
同プロジェクトは、亀ヶ池桟橋改修工事のために水を抜いている亀ヶ池の清掃や生息する生物の保護を行っている。今回は、希望郷いわて国体開催500日前を記念して実施。当日は、桜山神社でのおはらいやわんこきょうだい「とふっち」と一緒にわんこダンスも行われる。ボランティア参加者には「煮込み屋チョウチン」(大通1)による炊き出しが提供される。
4月28日には桜山神社(内丸)で委員会会合が行われ、谷藤裕明盛岡市長も参加。タックエンジニアリングによる亀ヶ池の汚泥堆積調査が行われ、現在の亀ヶ池内の状況が報告された。以前の清掃ではあまりきれいにならなかったこともあり、かなりの汚泥が堆積していることが想定されていたが、一番深い所で深さ97センチメートルの汚泥層があり、汚泥層の下に粘着性のある砂の層があることが同調査で分かった。底までの汚泥と砂層の深さは判明しなかったが、清掃活動可能な範囲や残っている池の水の中に生息する生物の保護方法について話し合われた。
同プロジェクト実行委員会実行委員長の坂本広行さんは、「来年は国体も開催されることもあり、観光客や市民に池を浄化することで城のお堀だと認識してほしいとプロジェクトを立ち上げた。今回は専門家や多数のボランティアにも関わってもらい実施する。亀ヶ池だけでなく鶴ヶ池の環境美化にも取り組む一歩にしたい」と話し、「盛岡城跡公園の清掃活動について知ってもらい、皆さんにも5月17日に集まってもらえれば」と呼び掛ける。参加資格は小学5年生以上(15歳未満は要保護者同伴)。
活動時間は9時~13時。申し込みは電話とファクスで受け付ける。同実行委員会事務局NPOアイディング(TEL 019-635-1200)まで。定員になり次第締め切る。