盛岡大通商店街で5月3日、復興支援チャリティーイベント「5月3日は盛岡大通へ行こう」が開かれる。主催は、いわて負けるもんかプロジェクト実行委員会。
東日本大震災後、イベントの自粛と中止が続く中で盛岡市内の街の活気を取り戻し、被災地の子どもたちへ支援することを目的に企画され、今年で5回目を数える。岩手県商工会連合会「創業塾」で学んだ地元若手起業家有志が震災直後にプロジェクトを結成した。1年目は被災地からの参加者も多く、実行委員会の高橋真樹さんは「山田町からイベントに来た親子に『いいイベント。このまま続けて』と言われて、続けなきゃと思って毎年開催してきた」と話す。
大通ミスタードーナツ前からサンビル前を歩行者天国にしてフリーマーケットを開催。菓子やマッサージ、手作り品、占いなどさまざまな種類の出店が軒を連ねる。今年は過去最多の56店舗が参加。また、商店街を回遊してもらおうとイベント当日には、ゴールデンウイーク中に同商店街25店舗でさまざまなサービスが受けられるクーポン付きチラシも配布する。
同イベントでは沿岸の小中学校に寄付をする。昨年は大船渡市内の小中学校3校に12万円を寄付。今年は、4月18日に浜松で行われたハンドメード展「tetoteへ行こう」の売上金の一部と、同イベントの出店料や寄付金を陸前高田市内の小中学校に寄付する。
高橋さんは「盛岡の街中で沿岸へ思いをはせながら、楽しめるイベントになっている。売ったり買ったりすることが支援につながるので、ぜひ遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は11時30分~17時。入場無料。