マクロビオティック料理を提供するキッチンカー「カラコマ工房」が4月14日、「おやさい食堂カラコマ」(盛岡市上ノ橋町、TEL 019-613-2239)を開店した。
改装も自分たちの手で進めたという木調のナチュラルな雰囲気の店内
和食やマクロビオティックを勉強してきた店主の三浦聖貴(きよたか)さんは、東日本大震災をきっかけに夫婦でキッチンカーを始めた。三浦さんの出身地釜石市を中心に、温かい料理の提供で支援活動。その後は岩手県内のイベントに出店しながら、クチコミで広まり人気店になった。
「寒い冬にわざわざキッチンカーまで食べに来てくれるお客さんに、ゆっくり食べてもらえる環境を整えたいと思い、店を出すことを決めた。お皿の上でも料理を表現してみたいと思った」と三浦さん。「農家の思いがこもった野菜を使っていきたい」と、自然栽培や有機栽培の野菜にこだわりマクロビオティックをベースに栄養バランスも考えた「カラコマスタイル」の創作料理を提供する。
雑貨店「道具屋」(青山1)のコーディネートで木調をメーンにしたナチュラルな雰囲気の店内に、18席を用意。地元農家の野菜を販売するプチマルシェコーナーも設ける。ランチタイムは「大豆のからあげ定食」「ベジバーガー定食」「日替わり定食」(以上1,080円)の3種類、ディナータイムは「日替わり定食」のみを提供する。
これまで通りイベントでの触れ合いも大事にしていきたいと、土日にはキッチンカーでの出店も続ける。「伝統的な和食とマクロビ、古いものと新しいものの融合を大事にしていきたい。地元のおいしい野菜を使った料理を食べにきてもらえたら」と話す。
営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時、ディナータイム=17時~20時30分。月曜定休(イベント出店時の土曜・日曜も休み)。