東日本旅客鉄道盛岡支社（盛岡市）は3月30日、岩手食材の商品化を通じて地域活性化を目指す「いわて食材発信プロジェクト」のウェブサイトを開設した。

　同社では、地域と連携し岩手の魅力的な食材を取り上げ、商品化やPRキャンペーンを行い地域活性化、復興支援を推進しようと昨年4月から「いわて食材発信プロジェクト」に取り組んでいる。これまでに岩手食材を使った駅弁やハンバーグ、肉まんなどのオリジナルレシピの開発、三陸わかめフェアを駅ビル飲食店で実施するなど取り組んできた。

　同サイトでは、岩手食材の特徴と調理例を写真付きで紹介するほか、収穫時期が一目でわかる「旬カレンダー」を掲載する。随時更新のコンテンツとして岩手の生産者へのインタビューや、メトロポリタン盛岡のシェフが現地へ赴き、生産者との対談を通じて食材の魅力を引き出しながらメニューを開発するスペシャル対談企画、おいしいレシピやおすすめの逸品、地域情報や体験メニューなども紹介する。

　サイト内には、関連地域の観光プラン情報なども掲載し、観光誘客の創出も狙う。開発したメニューはレストランで提供。食材のブランド化と消費拡大、復興支援を目指す。

　同社事業課の竹内正人さんは「地元にいても分からないような情報を発信していく。県外の方には岩手に来てもらえるような、県内の人には岩手を再発見してもらえるようなサイトにしていきたい」と期待を込める。

　サイトはスマートフォンからも閲覧できる。