盛岡市玉山区で営業していたラーメン・うどんの店「是好日（これこうじつ）」が11月10日、盛岡八幡宮境内へ移転オープンした。

　店主の川村耕次さんが脱サラして6年前に営業を始めた同店。開店当初はうどん店だったが後にラーメンも提供し、化学調味料を一切使わないラーメンは根強い人気を誇った。移転の理由を聞くと「自宅から店が遠くて」と川村さん。自宅のある盛岡市南部から玉山までは車で1時間かかるとあって冬は一苦労だったといい、知人の紹介で同宮境内にある空き店舗への移転を決めた。

　現在提供しているメニューは5品。醤油（しょうゆ）ラーメン（550円）は強めの魚だしが特徴。魚は時期により種類を変える。シーフードヌードル（950円）は、ホタテの煮汁で仕込んだホワイトスープに県内産の魚介をトッピングした1品。豚と牛のだしにピーマン果汁が特徴のピーカラヌードル（750円）や、ホタテトマトうどん（800円）、一戸町の放牧豚を使用したランポークハンバーグセット（ライス・スープ付き、980円）など、化学調味料を使わないメニューを提供。ライスは川村さんの田んぼの有機栽培米を玄米で提供する。川村さんは「今後もお客さんに喜んでもらい、『日々是好日』に生きていきたい」と話す。

　営業時間は10時30分～16時。木曜定休。