岩手運輸支局(矢巾町)が11月17日、ご当地ナンバー「盛岡ナンバー」と「平泉ナンバー」交付を始め、朝からナンバーをつけ替える人の姿が見られた。
盛岡広域5市町の市長と町長が公用車に「盛岡ナンバー」をつけ替えた
盛岡ナンバーは盛岡市、八幡平市、滝沢市、紫波町、矢巾町の5市町、平泉ナンバーは一関市、奥州市、金ケ崎町、平泉町の4市町が対象となる。
盛岡ではご当地ナンバーによる地域振興と観光振興を期待して、盛岡広域5市町村と各商工団体で構成する「盛岡ナンバー導入推進協議会」が昨年から活動を始め、2013年8月に国土交通省よりご当地ナンバー導入の全国10地域に選ばれた。導入決定から約1年3カ月を経て市民への交付が始まった。
ご当地ナンバーにいち早く替えようと前日の夜から並ぶ人もおり、交付が開始されると待ちわびたように盛岡ナンバーを取りつける様子が見られた。
早朝から並び盛岡ナンバーを受け取ったという盛岡市在住の中川さんは「ご当地ナンバーが始まるのを待っていた。どこに行っても盛岡を宣伝するために取った。付けるのが楽しみ」とうれしそうに新しいナンバーに付け替えを行った。
盛岡歴史文化館で行われた交付開始のセレモニーでは、盛岡ナンバーの対象となる5市町の市長と町長がナンバーを受け取り公用車に取りつける出発式が行われた。盛岡市では公用車約360台の「盛岡ナンバー」付け替えを本年度中に実施するという。