盛岡市は3月13日、「盛岡市地元酒等による乾杯の推進に関する条例」を公布した。
「乾杯条例」は京都市が制定した2013年1月から、各地で条例や宣言の制定が相次いでいる。盛岡市でも乾杯に適するものを、市の区域内において製造されたもの、または生産された農産物を原料とする酒類もしくはソフトドリンクと定めた。
他地域の条例では、地元の陶器の使用なども絡ませている条例もある。今後の展開次第では地場産業の振興や地域活性化を目的として、グラスなどにもこの条例を広げていく予定だ。
谷藤市長は「地域ブランドとしての地元酒等を中心に地産地消を促進し、地域活性化に大いに寄与するもの。今後、業界団体等と連携しながら条例の趣旨に添って地場産業の振興を図っていきたい」とコメントする。
なお、同条例では乾杯に当たり、個人の嗜好(しこう)および意思を尊重しており、強制するものではないとしている。