47都道府県の学生2000人が集まり、岩手・宮城・福島の被災地を訪れるプロジェクト「きっかけバス47」は現在、支援者と参加者を募集している。
同プロジェクトは、広報活動による震災の風化防止や風評被害対策のほか、学生に被災地で支援や防災について学んでもらう場を提供しようと実施。震災から3年を目前に、復興支援を見直すきっかけをつくるのが狙い。公益社団法人助けあいジャパン(東京都港区)が主催し、有志の学生たちが企画や運営、渉外活動を行う。2014年1月から3月までに各都道府県から40人程度を乗せたバスで被災3県を巡り、ボランティア活動や被災体験を交えた防災学習、放射能や除染について学ぶ。費用は、企業や団体から寄付で全額賄う。
2013年9月には、各都道府県から47人の学生が被災3県を巡るバスツアー研修が行われ、研修に参加した学生たちが各県のリーダーとなり、有志学生や地元からの寄付を募る。企業や社会人に支援してもらうことで活動を広げるのが目的で、各県約400万円、総額約2億円の寄付を目指す。
岩手県では岩手大学3年の菅原優衣さんがリーダーを務め、有志学生5人と活動を行っている。菅原さんは「私と一緒に岩手・宮城・福島、3県縦断バスを、岩手から出してくれる仲間を募集している。説明会も開催予定なので、ぜひ興味がある人は来てほしい」と呼び掛ける。
問い合わせは、Eメール(kikkakebus.iwate@gmail.com)まで。寄付はホームページで受け付ける。