7月に市民に惜しまれながらも閉店した料亭「大清水多賀」の元料理人らの新店舗「割烹酒場 TAGA」(盛岡市大通3、TEL 019-601-9451)が11月26日、オープンした。
140年の歴史に幕を閉じた料亭「大清水多賀」に在籍していたのは藤倉盛(さかり)さんと森子和宏さん。「割烹居酒屋 TAGA」は盛岡市内で飲食店を経営するアラルアが経営。名店の味を残していきたいという思いから清水社長が2人に声を掛けたという。先輩にあたる藤倉さんは元料理長、森子さんは最後の料理長を経験。藤倉さんは、2011年度岩手県卓越技能者表彰を受けるなど経験も豊富。新店舗では藤倉さんが料理長、森子さんが副料理長を務める。
席数は2階の個室3部屋を含む60席。歴史ある料亭の味を出しながらも幅広い客層に楽しんでもらいたいとメニューは「前沢牛のすき焼き」(800円)など「居酒屋価格」で提供する。26日のオープン日には開店時間の17時に合わせるように待ちわびたグループ客が詰め掛けた。
清水さんは「コンセプトは温故地心。歴史ある名店の味を多くの市民、そして次世代に伝えていければ」と意気込む。
営業時間は17時~24時(ラストオーダー)。日曜定休。