11月10日、盛岡劇場(松尾町)で「第28回全日本わんこそば選手権」が開催された。3年ぶりに個人戦が復活、熱戦が繰り広げられた。
15分間で食べたわんこそばの杯数を競う「一般個人選手権」には、歴代過去最高齢76歳の参加者や、優勝を目指す過去上位入賞経験者など11人が参加し、おわんが崩れそばが飛び散るほどの激しい戦いとなった。優勝は、かけそば約33杯分の327杯を食べた神奈川県小田原市在住の井本英明さん。「神奈川県のわんこそば屋に通い練習した。悲願の優勝ができてうれしい」と優勝の喜びを語った。初参加の埼玉県所沢市在住小金信光さんが274杯で2位。入賞経験があり優勝へのリベンジで挑んだ神奈川県川崎市在住杉山直哉さんが270杯で3位となった。
グループ選手権では、3人1チームで1人2分の制限時間内で食べた合計を競う。「こどもグループ選手権」では昨年度の優勝経験者を有して臨んだ「大慈寺チャンプ」(盛岡市)が158杯で優勝。「中・高校生グループ選手権」では、全員中学生の「俺たち戦士」(盛岡市)が164杯で優勝。「一般グループ選手権」では昨年覇者の消防職員で結成する「チーム・ナガMFD」(盛岡市)が262杯で連覇した。