岩手大生らが総合舞台芸術を制作-テーマは「盛岡には何もない…?」

Morioka Artists Projectの公演チラシ

Morioka Artists Projectの公演チラシ

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 演劇や映像、写真、音楽、ダンスなど複数の芸術を組み合わせて、ひとつの舞台を演出する実験的な総合舞台芸術公演が1月27日、都南文化会館キャラホール(盛岡市永井24、TEL 019-637-6611)で行われる。 舞台名は「What's Entertainment」。

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 同舞台の主催・プロデュースをするのは、岩手大学の学生が中心となって組織する「Morioka Artists Project」。代表は同大学教育学部音楽学科2年生の柿崎幸史さん。「盛岡には演劇や映像、踊りなど、それぞれにいいものを作っている人たちがいる。まとまってひとつの舞台を作れば、きっといいものができる」という柿崎さんの発案の元、昨年3月に企画をスタートさせた。

 それまで横のつながりの薄かったそれぞれの分野の垣根を取り払いながら、人づてに声をかけていく中で盛岡の「劇団ゼミナール」やダンスグループ「スタジオ Dance One」などが参加。同大学の音楽科や美術科、写真部、映画研究会、吹奏楽部なども加わり、夢の「総合舞台芸術」を作り上げた。

 「盛岡は住みやすいところなのに、なぜ若者は県外に出て行ってしまうのか?」「盛岡の魅力に引き寄せられて移住する人もいるのに」といった若者を取り巻く現実的な視点をテーマにしながら、架空の国際サミットをシチュエーションに物語を組み立てた。台本を手がけるのは劇団ゼミナール。

 制作を担当する工学部4年生の齊籐弦さんは「『盛岡はこんなにいいところ』と思う人が増えれば、さらに人は盛岡に残ると思う。そんなきっかけになれる舞台を作りたかった」と話す。「経験のある人たちを相手に舞台をまとめていくのは苦労したが、(舞台制作の)素人がここまで来れたのも、まさに周囲の助けがあったからこそ」と話し、今もゲネプロでの仕上げに余念がない。

  開場13時、開演13時30分。入場無料。会場ロビーでは、美術作品や写真も展示する予定。

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