上野法律専門学校(盛岡市材木町、TEL 019-623-1730)は、学生の目線で盛岡の歴史的建築物を巡るガイドマップ「もりおかHISTORIO(ヒストーリオ)」を岩手県公会堂と共同で制作、4月24日に盛岡観光コンベンション協会(盛岡市中ノ橋1)へ寄贈した。
同校は、県公会堂の創建85周年記念事業である「もりおか歴史建築物まちなみ探訪ガイドブック」の制作に協力したことをきっかけに、総合ビジネス学科の地域研究授業の一環として、内丸から肴町周辺の歴史的建築物と盛岡の街並みを紹介するガイドマップを制作することとなった。
昨年度の2年生が中心となり、学生たちが街歩きをしながら見つけた気になるカフェやお土産、盛岡にある大樹の紹介を盛り込んだ。手描きのイラストやオリジナルのアイコンも学生が作成。名称の「HISTORIO」はエスペラント語で歴史を表す。盛岡にゆかりのある宮澤賢治がエスペラント語を勉強していたことから採用したという。
制作に参加した同校2年の小原千明さんは「実際に街を歩いてみて知らなかった場所があり、そこに由来する歴史を知ることができてよかった」と話す。「観光客だけでなく、市民にもおすすめしたいガイドマップになった。おでってにあるのでぜひ使ってほしい」とも。
同マップは5000部発行。県公会堂のほか、観光施設など市内各所に配布する。