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滝沢村の福祉事業所にベーカリー、横浜から溶岩窯一式寄贈

ベーカリーがオープンした「ワーク小田工房」

ベーカリーがオープンした「ワーク小田工房」

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 滝沢村の就労継続支援(B型)事業所「ワーク小田工房」(滝沢村大釜、TEL 019-684‐5558)が、横浜のパン店を中心に構成するNPO法人「NGBC(NEW GENERATION BAKERY CLUB)」から震災復興支援の一環として溶岩窯一式の寄贈を受け、4月11日、事業所内にベーカリーをオープンした。

溶岩窯で焼き上がったパンと加藤さん

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 これまでリサイクル事業を中心に活動してきた同事業所は、窯の設置を受けてパン製造への転換を図ることで同事業所利用者の賃金アップにつなげたい考え。窯を提供した同NPO理事で中小ベーカリーアドバイザーの加藤晃さんから職員が2カ月にわたり技術指導を受けた。加藤さんは「震災後に支援活動を始めたが、寄付をするだけではなく見える形で支援しようと技術指導も行っている。一からの指導で苦労したが、2カ月で何とかパンができるようになった」と話す。オープン後も指導を続け事業所を後押しする。夏ごろをめどに同事業所利用者が製造できるようにしていきたいという。

 今回提供された窯は溶岩の板が入っており、遠赤外線で中からふっくら焼けるのが特徴。パンは地産地消にこだわり、メニューは50種類を数える。「おすすめ」は、滝沢村のネギを使った「ネギパン」(120円)。菓子パン、調理パンは一律120円、食パンは250円で販売する。店内にはイートインコーナーも設け、自家焙煎(ばいせん)コーヒーも提供する。

 同事業所理事の米谷易寿子(やすこ)さんは「利用者の皆さまのためにも、おいしいと言われるパンを作り続けたい」と意気込む。

 今後は移動販売も予定。通常営業は17日からで、営業時間10時~15時。日曜・月曜・祝日定休。

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