おでってリージョナル劇場の第11回公演「喜劇・長寿庵啄木」が2月22日~24日、プラザおでってのおでってホール(盛岡市中ノ橋1)で上演される。
同公演は、「啄木が100歳まで生きたなら?」をテーマに2002年に公演された「喜劇・長寿庵啄木」を音楽劇風に書き直したもの。石川啄木の没後100年を迎え、再演の声もあった同作品を再編成した。今回は盛岡市と盛岡観光コンベンション協会に加え、いわてアートサポートセンターが共催する。
舞台は100歳になった啄木が住む家。啄木一家や若山牧水、金田一京助など啄木を取り囲む人物を地元俳優らが演じ、お金も家も手に入れ100歳になった啄木の苦悩と人物像を描き出す。脚本はおきあんごさん、脚色演出は坂田裕一さんが務める。劇中曲はオリジナルで7曲制作し、啄木の短歌などを中心に作詞した。
坂田さんは「没後100年でもう一回できるのはうれしく思う。盛岡の人にとって啄木は忘れてはならない存在。忘れてしまいがちな啄木を今一度思い出してほしい」と話し、おきあんごさんは「前回から11年たつが、啄木を長生きさせて果たして幸せだったかというのを描いた。楽しみにしてほしい」と呼び掛ける。
開演時間は、同22日=19時、同23日=14時、18時半、同24日=14時。入場料(前売り)は大人1,500円(当日1,800円)、大学生以下1,000円(同1,300円)。