本州の最低気温マイナス35度の記録を持つ藪川にある岩洞湖(盛岡市玉山区藪川)を全国にPRしようと岩洞青年会が主催する「岩洞湖氷上まつりSUGAフェスタ」が今年も開催される。
1993年に始まった同イベント。いったん休止するも2006年の玉山村と盛岡市の合併を機に同青年会主催が再開してからは8回目を数える。「SUGA(すが)」とは、同地方で氷を表す。
今年のテーマは「快寒(かいかん)」で、寒い藪川だが温かい人たちに触れて「快寒」を感じてほしいという。同イベントは青年会がボランティアで行っており、寒さを楽しむための工夫を凝らした手作りイベントが魅力だ。
毎年恒例となった「氷上ヤカーリング」は、カーリングのように凍ったヤカンを滑らせてサークルの中に入れるオリジナル競技。そのほか、アイスキャンディーを食べる速さを競う「氷上ガリガリ君早食い大会」、のこぎりで氷を素早く切り落とす「スガ切り大会」、そりに人を乗せ走る速さを競う「氷上そりっこ大会」がある。無料のワカサギ釣り体験もでき限定30セット釣り竿(ざお)を貸し出す。毎年少しずつ開催イベントを変えながら、楽しんでもらえるよう工夫しているという。
岩洞青年会の三浦貴幸さんは「とにかく寒くていいイメージはないが、岩洞湖に来てこの岩手の冬の自然を体験してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~12時。参加無料。
※開催日が抜けておりました。2月10日開催です。