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盛岡一ノ倉邸、立春に合わせ「ひな遊ぶ」-450体勢ぞろい

さまざまに飾られた「ひな遊ぶ」

さまざまに飾られた「ひな遊ぶ」

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 立春の2月4日に合わせ、盛岡市保護庭園に指定されている「一ノ倉邸」(盛岡市安倍館町、TEL 019-646-1817)で「ひな遊ぶ」展が始まった。

200年前の花巻人形

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 22回目となる同展。今年は「粋」をテーマに風情ある450体を展示している。7段飾りのものから夫婦びなまで、さまざまに組み合わせて展示するため同屋敷のひな祭りは「ひな遊ぶ」という。

 同屋敷管理保存委員会会長の西郷和子さんは「日本の四季をこの空間で感じてもらいたい。『ひな遊ぶ』はひな人形を遊んでいるように並べているのが特徴。日本人の奥ゆかしさ、日本人の『粋』感じてほしい」と話す。

 最初は会長自らが自分のひな人形を飾るところから始めたという同展。今では寄付により多くのひな人形が寄せられさまざまな年代、形のものが集まった。現在寄付は受け付けていない。抹茶と和菓子を500円で提供し、いろりの部屋でひな人形を愛(め)でながら味わうこともできる。

 「一ノ倉邸の『ひな遊ぶ』を見てもらい、家でもひな人形を使って遊んでもらえれば」と西郷さん。

 併せて、昔の子どもたちの姿を描いた「わらべ絵展」と羽織裏地を集めて展示する「羽裏遊び」も同時に開かれている。

 開館時間10時~15時。月曜・火曜定休。入館無料。3月3日まで。

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