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盛岡「開運橋のジョニー」、地階から「地上」に移転-橋見下ろす場所へ

手にしているのは今年になって出版した作品

手にしているのは今年になって出版した作品

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 盛岡のジャズ喫茶「開運橋のジョニー」(盛岡市開運橋通、TEL 019-651-6150)が1月18日、「地上に出たかった」として、既存のビル地階から開運橋たもとのビル4階に移転オープンした。

店からは開運橋が見える

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 同店は1975(昭和50)年、「ジャズ喫茶ジョニー」として陸前高田市内で開業。2001年から盛岡市に移り、現在の場所から約50メートル離れたビルの地下1階で「開運橋のジョニー」として昨年末まで営業。ジャズを中心にさまざまなアーティストのライブを行ってきた。「陸前高田から盛岡に来て12年、地下フロアでやってきたけどそろそろ地上に出ようかなと思って」とマスターの照井顕さん。照井さんの知人が新しくビルのオーナーになったこともあり「地上」への移転を決めたという。

 照井さんの活動の幅は広く、音楽制作やプロデュース、執筆活動など多岐にわたる。手掛けた作品が音楽賞を受賞したり権威ある作品集に選ばれたりしたことも。陸前高田時代には大手漫画誌の読み切り作品の題材に採用されたこともある。今年になってからは移転オープンと合わせるように自らの「書」を作品にした詩集「かつしvol.1」(詩=横澤和司さん、書=照井さん、イー・ピックス)や電子書籍の書歌集「八十二歳の朝とエリーゼのために」(歌=小泉とし夫さん、書=照井さん、岩手復興書店)を出版し精力的に活動する。

 移転に伴い開店時間を14時に早めたため、「ジャズ喫茶」としてコーヒー1杯でも利用できる。移転後も大幅なメニューの変更はなくアルコール全般やスパゲティ、カレー、お好み焼きなどを提供する。今後は昼向けに定食なども考えていくという。

 営業時間は14時~24時。

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