盛岡ならではのテーマを取り上げ市民参加型の演劇を行う「劇団モリオカ市民」の第4回公演のキャストとスタッフの募集が9月12日から始まる。
同公演は4回目を数え、盛岡劇場(盛岡市松尾町)で2013年3月2日・3日と2日間にわたり計3回上演する。過去3回の公演では、「盛岡三大麺」をテーマに盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺、わんこそばを、それぞれ取り上げた。
今回のタイトルは「あの年の盛岡1896」。脚本は、くらもちひろゆきさん(架空の劇団)、遠藤雄史さん(トラブルカフェシアター)、高村明彦さん(現代時報)が担当する。3部構成で1896(明治29)年の盛岡を舞台に、当時盛岡で何が起こったのか歴史的背景を交えながら、人々の生活や三陸大津波後の沿岸との交流の様子などを、さまざまな人の視点から描く群像劇。
同劇団では、公演に参加するキャストとスタッフを募集する。参加対象は高校生以上で、演劇経験の有無は問わない。盛岡劇場での稽古に参加できる人なら誰でも参加できる。参加申し込みは、盛岡劇場「劇団モリオカ市民」公演実行委員会事務局(TEL 019-622-2258)で10月20日まで受け付ける。参加料は3,000円で、オリジナルTシャツ付き。稽古は10月30日から始まる予定。
同公演実行委員会担当者は「ここでしか得られない体験を一緒にしてみませんか。劇団への参加をお待ちしている」と募集を呼び掛ける。