岩手県公会堂(盛岡市内丸)は12月10日、建物のライトアップを実施した。 ライトアップは塔屋を含む正面のみで、16時から21時までの5時間だけ試験的に行われた。
この取り組みは同建物の指定管理者でNPO法人「いわてNPOセンター」(内丸)が行ったもの。以前から同建物の保存活動に携わってきた市民団体などからライトアップへの要望はあったが、今回初めて実現する運びとなった。
同センター職員で同建物の副館長を務める川村和寛さんは「この建物は市の中心地にありながら、建築物としての良さがあまり理解されてこなかったと思う。ライトアップによって、実際にどこまで表現できるか試してみた」という。
実際のライティングを手がけた盛岡舞台総合研究所(大館町)の照井晨市さんは「今回は20灯の照明機材で建物の正面を浮かび上がらせてみた。光源にあえて色を付けずに、白熱灯の色を使うことで建物の持つ奥行き感を出せたと思う」と話す。「今回は試験的なものだが、今後恒常的にライトアップされることで、盛岡の新たなランドマークになれれば」とも。1998年に日本照明家協会賞・優秀賞を受賞している照井さんは、同建物で先月行われた舞台劇の美術も手がけた。
同センターではライトアップ時間内にアンケート調査を実施しており、その結果を今後の同建物の有効的な活用に生かしていく予定。
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