古き良き盛岡の風景写真をまとめた写真集「あの日あの時の盛岡-昭和レトロの世界-」が10月1日、もりおか歴史文化館(盛岡市内丸)から発行された。
同館で現在開催されている同名の企画展と連動した写真集で、昭和30年代と昭和50年代の盛岡市内の街角をスナップ撮影した写真約100点を収録。写真は全て同館所蔵で、昭和30年代は市内のアマチュアカメラマン、故・佐々木清八さんが、50年代は建築家でもある写真家の伊山治男さんが撮影したものからセレクトした。伊山さんは今年2月、盛岡市に6400点の写真を寄贈したばかり。
写真集を手にとった市内の70代女性は「ちょっと前までは御厩橋(おんまやばし)は車も通れない木の橋だった。開運橋のたもとにはポプラ並木もあった」と目を細める。
価格は600円で、同館の売店のみで販売する。連動する企画展は11月13日まで開催。入館料は、大人=300円、高校生=200円、小中学生=100円。