盛岡の洋風居酒屋「ヌッフ・デュ・パプ」(盛岡市大通、TEL 019-651-5050)で9月19日、落語イベント「ヌッフ寄席II」が行われ、「大入り」となる85人が酒と落語を楽しんだ。
同店17周年を記念したイベント。寄席は2回目で、はなし家には前回と同じ三遊亭京楽さんを迎えた。
入り口付近に設けられた即席の舞台でリラックスした雰囲気の中、人情噺(ばなし)「浜野矩随(はまののりゆき)」と「かぼちゃ屋」の2話を披露。後半はプロの津軽三味線奏者・松田隆行さんが10曲ほどをソロ演奏した。
「そもそも落語はうなぎ屋やそば屋で料理ができ上がるまでのつなぎとして発展した経緯があるので、うちのような料理店でも楽しんでもらえると思って企画した」と店主の伊東拓郎さん。同店の常連という男性は「寄席というと文化ホールのようなところでじっくり聞くものと思っていたが、お酒を飲みながら気軽に落語が聞けたのは新鮮。また、ぜひ来たい」と話していた。
来月20日にはカリフォルニアワインの老舗「ベリンジャー」を飲むハロウィーンパーティーも予定する。