岩手県立図書館(盛岡駅西通)で6月14日、教科書の歴史をたどる企画展「岩手に残る教科書」が始まった。
これまでに国内で使われてきた教科書のほか、往来物と呼ばれる初等教育向けの教科書など江戸時代を中心に岩手で発行されてきた教科書を展示しながら、地元の教育史を知る内容。飢饉(ききん)のときに食べられる山野草を記した医学書や、当時は先進的だった算術の教科書など興味深い展示も。
開館時間は9時~20時。7月24日まで(今月24日に展示の入れ替えあり)。
今月23日までは新学習指導要領に合格した中・高生の24年度教科書と、その修正箇所を紹介する「文部科学省検定済教科書展示会」も行う。岩手県初開催。