雫石町のよしゃれ通り商店街で行われている「ツイ曜日」(ついようび)が話題を集めている。
「ツイ曜日」は毎週水曜日に商店街の店が路面で「お得な」商品を販売したり割引販売をするもの。ツイッターを活用して商店街の活性化に取り組む「雫石よしゃれ通り周辺JV」の有志らが、他の商店主らに声をかけて始めた。
ツイッターでセール情報を告知する中、定期的に開催することで通りに客を呼び戻すのが狙い。ネーミングはツイッター割引(通称=ツイ割)と水曜日をかけた。参加店は10店ほどで、商品は豆腐、コーヒー、弁当、総菜、地元スイーツ、みそたんぽ、靴下、健康ドリンク、甘酒、農機具などさまざま。今年1月から始め、3月9日で8回目を数える。
JVの幹事で写真店を経営する畠山操さんは「初めは素通りだったが、最近はクルマを止めて買い物をしてくれる人も多く、商店街のあちこちにドライブスルーができたみたい。売り切れも続出で、このところ1.5倍ずつ売り上げが伸びている」と笑いが止まらない様子だ。「ただ、平日の水曜日なので来る客は年配の方ばかり」でツイッターの効果とは別のよう。「それでも通りににぎわいが出てくれれば」と、寒さの中でも店の前に立つ。
ツイ曜日の開催時間は参加店によって異なる。「だいたい営業時間と同じだが、通りがにぎわって買い物が楽しいのは10時~13時ぐらい」だという。