岩手県の旧沢内村(現・西和賀町)を舞台にした映画「いのちの山河~日本の青空II~」が岩手県内の各地で上映される。
同作品はへき地で有数な豪雪地帯なことから長く無医村だった同村で、全国で初めて高齢者と乳幼児の医療無料化を実現した元村長の深澤晟雄(まさお)さんを描いた作品。原作は「村長ありき」(及川和男さん著、れんが書房新社)ほか。監督は大澤豊さんで、主演は長谷川初範さん。妻のミキ役にとよた真帆さんほか、加藤剛さん、大鶴義丹さんらが共演する。撮影は昨年秋にクランクインし、現地の西和賀町ほか岩手県公会堂など盛岡市内でも行われた。
盛岡では11月17日=盛岡劇場(盛岡市松尾町)、同21日・12月4日=岩手教育会館(菜園)、12月9日=チャグチャグホール(滝沢村)で上映する。チケットは前売り大人=1,000円(当日1,500円)、小中高=500円(当日800円)。盛岡市と滝沢村の岩手生協で販売。
県内では11月21日~27日=一関シネプラザ(一関市)、27日=岩手広域交流センター(岩手町)、28日=花巻JAホール(花巻市)、同13日=銀河ホール(西和賀町)で上映するほか、現在、東京の新宿武蔵野館(東京都新宿区)でも上映中。問い合わせ先は「いのちの山河」を成功させる岩手の会(TEL 019-684-2225)まで。