盛岡のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング(盛岡市盛岡駅前北通2)で9月6日、古着によるファッションショー「もりおかフルコレ2009」が行われ、おしゃれに敏感な若い女性を中心に約500人が訪れた。
同イベントは、盛岡市などで組織する「盛岡3R推進イベント委員会」がリサイクルの啓蒙を目的に実施するもの。一般から公募した13組が、衣類のリサイクル案をそれぞれ発表。6人の審査員が、ファッション性やリサイクル度などの視点から審査した。
会場には、通常のファッションショーと同じようにランウェイを用意。参加者は、はにかみながらも堂々とモデル役を務め、観客から大きな歓声が沸き起こる場面も見られた。
ステージの冒頭では、女子マラソンランナーの千葉真子さんが古着を着こなした衣装で登場。ショーの審査員を務めた。後半からは、ゲストとして訪れた元ギャル社長の藤田志穂さんが登壇。舞台からコメンテーター役を務め、リサイクルのポイントなどの解説を交えながら会場を盛り上げた。
優勝は総額500円で親子4人分の衣装をリメークした「ママはリメークがお好き!」チームが受賞した。代表の菅野よし子さんは「子どものズボンなど、一部だけ穴が開いてしまってもリメークの仕方でまだまだ使える洋服はあるもの。アクサリーなど、ちょっとしたアイデアで端切れも使い切れる」とコメント。盛岡市の池田克典副市長は「いろいろなアイデアに感心した。(フルコレにちなんで)ワンダフルでハートフルなコレクションだった」と総括した。