
「盛岡バスセンター3周年感謝祭」が10月11日~13日に行われる。
現在の盛岡バスセンターは、老朽化などを理由に営業を終了した旧バスセンターの跡地に2022年10月4日に開業。バス乗り場や待合室などのバスターミナル機能に加え、子育て支援施設や飲食店、物販、宿泊施設が入居する複合施設を備える。季節ごとのイベントやジャズフェスティバルを開催し、地域のにぎわい創出にも貢献している。
施設を運営する「盛岡ローカルハブ」の今川千種さんは「あっという間の3年。買い物や子どもとの外出、飲食、宿泊など、バスの乗り降りだけではないバスセンターの使い方についての認知度も向上しているように感じ、施設のにぎわいがうれしい」と笑顔を見せる。
3周年を迎えるに当たり、利用者や地域住民への感謝を伝えようと、数字の3や「サンキュー(39)」にちなんだ企画を用意。施設内の「茶菓 はなむけ」では通常価格370円のソフトクリームを300円、「Wine Restaurant TAKU」では定番ワイン(白・赤、各1種)を390円で、「Quick Kitchen “K”」では豚汁を330円で販売する。2階のフードホール内3店舗では、2時から特別ランチ営業を行う。3階のラウンジでは3日間無料ジャズライブを開催する。
初めての試みとして、施設に入居する「阿部魚店」の協力の下、3日間にわたって各日111匹、合計333匹の焼きさんまを3階屋上広場で振る舞う。「社員みんなで悩みに悩んで思い付いた、挑戦的な企画」と今川さん。3にちなんで「さんさ踊り」や「産直」といったアイデアが出る中、「バスセンターでサンマを焼いたことがない」という意見から決まったという。本番に向けて、実際に屋上広場でサンマを焼いてみたという。
今川さんは「1階のバス待合室や2階のフードホール、子育て支援センターに入ったことがあっても、他の場所については知らない人もまだまだ多い。サンマをきっかけに施設に入ってもらって、『バスセンターにこんな場所あるんだ』と発見してもらいたい」と話す。「皆さんのおかげで3周年を迎えられた。喜んでもらえるよう、みんなで全力で盛り上げる3日間にしたい」とも。
焼きさんまの振る舞いは各日13時33分からで、13時から東棟1階で整理券を配布する。ジャズライブの開始時間は11日・12日=19時、13日=16時。